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第31回記念日本剪画美術展
2015年6月20日(土)〜6月25日(木)
場所 O美術館
主催:日本剪画協会
後援:文化庁/東京都/品川区 

 1984年(昭和59年)に日本剪画協会を創設してから、剪画作品公募展を毎年開催し本年で31回展となります。
 昨年は30回記念展を開催し好評を博しました。 本年は次なる35回展、40回記念展へ向けて、躍進の一歩となる剪画展です。
 世間では終戦で焼け野原となった被災地が比較的早い年月で奇跡的に復興を遂げ、それから70年目の今年、次の70年に向けて社会は動き出しております。復興の力は日本人が元来備えている実直さ、忍耐強さ、底力だと言われております。
 剪画作品の多くは第1回展から自然や風景をモチーフに沢山の優れた作品が創作されてきました。処が、現在この美しい風景が全国各地で破壊されております。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、代替エネルギーのため山や森の樹木が無残に切り倒され田畑も黒く輝く鏡面の地上型太陽光発電で埋め尽くされております。 まだまだ始まったばかりで、建設基準法適用外と言う理由で無届で乱立されており、今後さらに増設されると予測されております。
 このような状況の中、 今後も剪画が美術として発展をさらに進めなくてはなりません。それは、剪画を通して会員始め多くの皆さんと心をつなぎ、生きる喜びと力を共有し合う大切な美術だからではないでしょうか。

 今回のテーマは「新生・Vitality」です。東日本大震災以降“人と人のつながりと命の大切さ”をテーマにし「きづな」、「いのち」、「心は詩う-花は花-」とつないで、今回は命のイメージを更に昇華させて、新しい命が秘めている生きる力をテーマにしました。

日本剪画協会は、これからも剪画の美術活動を続けてまいります。


入選作品はこちら

 
石田良介作品 「舞蝶」 華を添える 特設コーナ作品「雪晴の日に」
特設コーナー 展示会場 会長による講評会
ジュニアー作品講評会 色紙部門の講評会 剪画ワークショップ
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