今年の夏は「水−Water−」をテーマに作品展を開催しました。折しも例年になく暑い日本の夏。ギャラリーにたどりついた方々は汗を流し、来ていただくのが申し訳ないくらいです。
今回のテーマは、比較的自由度の高いテーマだったためか、様々な作風が見られました。従来のモノトーンを中心にした水のある風景、鮮やかな彩色が美しい風景画、音楽に関する水、水の中を泳ぎ回る金魚…。中でも立体的な作品や、光を使った作品が注目を集めていました。剪画という美術のジャンルが様々な方向に発展してゆくのを感じることができます。
アーティストがやってきて楽器を奏でたり、アメリカからの留学生にうちわのワークショップに参加してもらったり…。ちょっとしたアクティビティも発生しました。また、スロープを借りてきて車椅子用のアクセスを考えるきっかけにしたり…。
まだまだ課題の多いギャラリーですが、これからも色々な試みを行ってゆきたいと思っています。
(小野寺マヤノ)
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