by 切紙4°:岡崎純子・小野寺マヤノ・Sab・吉田健嗣
切紙4°はインターネットで知りあって結成された不定形のユニットです。
どちらかというと現実的な描写ではなく、作者の感性やテクニックによって内面的な表現を重視するという作風に共通点があります。今回の剪画展「喜怒哀楽」は、9月の日比谷パティオ展に続く作品展となり、テーマを掲げて新作を発表する最初の機会となりました。
小津和紙さんは、日本橋にある和紙の老舗です。剪画と縁が深い和紙のお店で、しかもとてもとても綺麗で設備も整った素敵なギャラリーだったので、ここでの開催を決めました。
それぞれの友人やギャラリーのお客様に加え、インターネットで開催を知って九州や大阪からもお客様がお見えになって、ネットの影響力の大きさを実感しました。
11日の休日にはライブ剪りパフォーマンスを開催。4名の作家が会場で1時間かけて作品を切り、仕上げました。どんな様子で剪画を切るのか、多くの方に興味をもって頂いたようで、たくさんの方がお見えになったのにはびっくり。様々な質問が飛び交い、ご来場頂いた方と直接お話ができたのも楽しい収穫でした。
これからもコミュニケーションを主体とした作品展を企画してゆきたいと思っています。
(小野寺マヤノ)
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