現在は年に2回行われている剪画アート&スペースの作品展ですが、今年の6月には「柱」をテーマの作品展を開催しました。
具体的な「柱」のある風景もあり、抽象的な「柱」、精神的な意味合いのある「柱」もあります。それぞれの作家の方が自由にイメージを膨らまし、新しい作品が生まれるのではないかという期待のもとにテーマを決定しました。
実際に寄せられた作品は、船の帆柱や岩の柱、家族の柱や、生命の柱など、かなり幅広い表現によるものでした。それぞれに作家の個性が出ていて、しかも新たな挑戦もあったりして、とても面白い作品展となりました。また新たに剪画の魅了を発見した思いです。
今回は展示している作品の絵葉書を作って販売しましたが、これも好評でした。剪画を目的にギャラリーにお運び下さった方も、水元公園に菖蒲を鑑賞にいらした方も、それぞれに感想を述べながら、絵葉書を選んで下さいました。剪画が少しずつ広がって行くのを感じることができます。
(小野寺マヤノ)
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