今年も越中八尾での「坂のまちアート」に参加させて頂きました。相変わらずの山里の美しい景色に囲まれて、作品を展示できるのは、毎年楽しみです。
今年は作品展参加に加えて、剪画協会のスケッチ会のツアーが加わり、楽しみの多い期間でした。到着後「おわら踊り実演」を見学すると、それぞれ思い思いに町中を散策し、アート展を見学したり、写真撮影やスケッチをしたり、そのあまりのバイタリティに放っておかれた私の方が「何かわからないことや聞きたいことはないの!」と叫びたい程でした。
夜は展示会場に集合し、八尾のスケッチを見せあったり、町の感想を聞いたり…時の経つのを忘れました。更けゆく八尾の夜に石田会長が「なんか田舎に帰ったみたい」とぽつり。
「なんにもない八尾なのに、なんでもある八尾」を象徴しているようなスゴイ一言でした。
八尾で展示をさせて頂いたことや、会員の方々に見ていただいたこと、そしてそれを町の方々に喜んでもらったこと…そのどれもが私の心を熱くし、またおわら剪画を切り続ける力を与えられた、貴重な数日間でした。
(菅谷茂)
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