立秋とは名ばかりの熱い日差しが照りつける中、濁川剪画教室の生徒さん12名が参加した「市民平和文化展」が開催された。「市民平和文化展」は、鎌倉市が平和都市であることを宣言したことを受け、芸術を通して平和の大切さを考えることを目的に開催された。
鎌倉八幡宮で立秋の日に開催される「ぼんぼり祭り」と重なり、市民ギャラリーにはたくさんの鑑賞者が訪れた。世界平和への祈りを込めたコメントを添えて展示された剪画ギャラリーもたくさんの人だかり。濁川教室のメンバーも、鑑賞者の質問に頼もしく対応している。濁川剪画教室の地道な普及活動が、少しずつ鎌倉の地に根付いていることを確信した。
色紙サイズの作品を掛け軸風の飾りに設置して展示する…こうした統一された形にも教室の「和」が感じられ、教室の意欲的で楽しい雰囲気を察すことができた。濁川剪画教室の活躍に感激し、湘南の心地よい風を感じながら熱い夏の1日を過ごした。
縁があって鎌倉の知人から作品展の誘いを受けていることもあり、鎌倉での剪画の普及に、新たな力と意欲を感じた日となった。
(菅谷 茂)
|