今年も干支の年賀状展を開催する時期がやってきました。酉の絵は描きやすいのか、例年よりも干支の図柄が多く、力作も多かったように見受けられます。白黒で制作した力強い作品もあれば、金紙を使って華やかな色彩に仕上げたものもあります。
年賀状展は会員に各作品同じものを2点づつ制作してもらい、関西と関東それぞれで公共の場や、ギャラリーなどをお借りして開催します。少しでも多くの方に剪画をご覧いただくには、親しみやすい年賀状展という形はとても良い機会です。関東ではまず1番に、去年もお世話になった浅草郵便局のロビーに飾らせて頂きました。隣のスペースは振込等の窓口で、年末の込み合う時期の待ち時間に、お客様がふらりとお立ち寄りになります。
「今年は酉年よねぇ…どうしようかしら…」
「あらもうそんな季節?」
「この絵は切って制作しているの?細かいわねぇ…」
等々の声が聞こえてきます。
年末のひととき、年賀状展をご覧になりながら、来年への抱負などを思い浮かべて頂ければ…と願っております。
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