第22回日本剪画美術展の開催と同時に、ゆうぽうとで研修会が開かれました。
内容は2つのテーマからなっています。
(1) 剪画・照明を使った演出 講師:大月・小坂・結城
(2) 描写力を高めよう 瞬間視力・動体視力・周辺視力 講師:石田良介
(1) 剪画・照明を使った演出
昨年から今年にかけて照明を使った演出を実際に行った大月副会長・小坂会員・結城会員に行った催し物の報告や、実施の様子、照明器具の作り方などを写真を交えて説明してもらいました。
催し物の概要
催し物の経緯について
照明器具についての詳細
催事を行った時の感想、及び今後のアドバイス
○小坂会員
「「影絵と映像ショー」 姫路城西御屋敷:好古園園内
ボランティアによる手作りの行灯に剪画を原画とした絵を設置
コンピューター出力して貼り付けた光の演出
個人的に開催するには大がかりではありますが、幻想的な行灯が素敵でした。
○結城会員
「記憶の開廊」 兵庫県神戸市灘区水道筋商店街
手作りの行灯に剪画を貼り付け等身大の行灯を商店街に設置。
印象的な図柄か浮き出て美しい行灯となりました。
○大月副会長
「竹の径かぐやの夕べ」 京都府向日市内の竹林
竹林の中に並べたろうそくをともした竹筒との競演。
手軽にできる照明がとても参考になりました。
それぞれのイベントでの剪画の光の演出はすばらしく、会員の参考になったと思います。
(2)描写力を高めよう 瞬間視力・動体視力・周辺視力
普段見ているようで見過ごしている対象をしっかりと捉えるため、瞬間視力・動体視力・周辺視力のテストを行いながら、「ものを見つめる」ことに関して勉強しました。
色鉛筆で短い間に見せられた絵を際限したり、ロール状に見せられた絵を組み立てて図柄を確認したり、簡単なようでむずかしいテストは、かなり集中力が必要です。これらのテストでは、いかに普段いい加減に見ているかを考えさせられました。
参加者は童心に戻って色鉛筆を走らせて、実感しました。
(協会事務局)
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