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 「せんが抄」 53号より

第20回記念剪画美術展作品講評

会長 石田良介

写真 会場風景

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 本展は「剪画美術展」を開催してから、20回目を迎える記念すべき美術展となりました。開催に当たり、実行委員会も早くから開催内容を検討し、実行しました。まず最初に、作品集を開催時に会場で同時販売を計画し、作品申し込みを例年よりも早い3月1日と決めました。そのために、作品募集変更キャンペーンを昨年の早いうちから始めました。
(中略)
 応募作品全体の感想としましては、作品応募締め切りが早くなったにも関わらず、例年よりも点数が多く、作品のクォリティも大変高くなっているのに驚きました。昨年に引き続きまして、各教室出展も募りましたが、作品レベルが上がっており、応募点数も前回を上回りました。
 20回記念展という、大きな節目の作品展でもありますので、全体的に作品への並々ならぬ意気込みを感じました。
 また、歴代大賞作品の展示は、20年間の剪画美術の発展と変遷の様子をわかりやすく表現できたため、多くの鑑賞者に新たな感動を与えました。菅谷会員の特別展示も、見応えのあるコーナーとなり、20回展をよりすばらしいものとしました。
 作品審査は6月26日の午前中に行われ、作品講評は作品審査が済んだ午後から行われました。緊張した一般の鑑賞者と会員の眼差しにたじろぎながら、「20回展の作品講評のコンセプトは、作者がどの様な主張をしており、見る側がどこまでくみ取れるか」という支店で講評を始めました。
 1作品1分という持ち時間の予定で進めましたが、作品によっては持ち時間をはるかにオーバーして講評を行った結果、3時間を越える講評となってしまいました。最後まで皆様が真剣な眼差しでお聞き下さったことに、心よりお礼申し上げます。
(後略)
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