大きな転機の年に
(前略)
今年の干支は「申申」(きのえさる)に当たります。これほど生活の隅々までハイテクが入り込んでいるにも係わらず、お正月には初詣をして、おみくじを引いたり、干支で今年の運勢を占ったりしております。
日本の文化のひとつと理解すればほほえましいかもしれませんが、若い人たちが毎日の行動をインターネットの占いに頼っているという記事を読みました。こうしたホームページが大盛況だということです。こうした出来事は、人々の不安な心を映し出していて、何か強いものにすがりたいという世情を反映しているように思います。
年賀状展が大成功
といいながら、「申申」は活動的で宇ええ上干支昇る演技の良い干支だそうです。
昨年の暮れに、東京地区の小作品展と同時に「干支年賀状展」を開催いたしました。干支の年賀状展の作品応募は、期間が短かったため、20名たらずの参加ではありましたが、作品は40年を越え、秀作が集まりました。
首都圏(麻布・浅草・川口)と関西圏(京都向日市・大阪)、そして山梨(小渕沢)で開催されました。時期を得た企画展でしたので、大変好評を博しました。詳細はホームページの各報告をご覧下さい。
この企画展には大月副会長、礒崎渉外担当顧問、小野寺事務局の多大なご尽力があり、予想以上の成果があったことをご報告いたします。
「剪画図案集」の発刊
今年は「剪画図案集」の発刊を企画しております。これはこれから剪画教室や各地での講習会の要請が見込まれるため、その準備として行われるものです。
この図案集を使って、初心者にいつでも剪画を教え、楽しんで頂くことができるでしょう。今までは、教室を開こうと思っても、下絵作りに時間がとれないなど、実行するのに大変な労力がかかりました。図案集はテーマ別に剪書なども取り入れて編集する予定です。また、順次発刊して参りたいと思っておりますので、引き続きご協力お願いいたします。
1月末に図案の応募を締め切りましたが、予想以上の図案が寄せられており、早くも次の第二集への計画が持たれております。
(中略)
海外展を十月に
作品展の応募要領にも記載しましたが、ことしの剪画美術展の応募作品の中から、本部で作品を選出して、海外展に参加して頂く予定でおります。日程は、十月頃を予定しております。
会場・日程・費用など詳しくは後日お知らせ致します。この企画につきましても、吹浦会員のご尽力により、国際交流基金への助成を申請しております。
開催地をニューヨークに予定しておりますが、今回は希望者を募って、できるだけ格安なツアーを計画し、現地での交流を図りたいと思っております。
(後略)
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