クラブスポーティフのスタッフの方々のご協力を得て、3月1日より剪画美術展を開催しました。
3月3日はレセプションです。
とても寒い日で気温は-30度、風があって体感温度は-50度という、私にとって前代未聞の寒さ。帽子なしで外を歩くと耳の感覚が全くなくなってしまいます。さすがにモントリオールに来た…ということを身をもって感じました。この寒い中、わざわざ訪ねて来て下さった方は、ご案内のはがきで剪画に興味を持たれた方が多く、とても熱心に剪画を鑑賞して下さいました。
レセプションの始めに行われたデモンストレーションでは、剪画の簡単な作り方を実演しながら説明。剪画を見て版画だと思われた方もいて、和紙を切る技法や、和紙そのものに関していくつかの質問を受けました。和紙を繊細な形に切り抜いて描く剪画の技法は、モントリオールの方々にとって、とても新鮮だったようです。黒と白の色について話される方、以前日本を訪ねた思い出を語られる方、ご自分の気に入った作品について述べられる方…レセプションはこうした感想を直にうかがうことのできる貴重な機会でした。
また、レセプションに訪れて下さった方々に、好きな作品や剪画作品に関するアンケートをお願いしました。全般的に日本的な風景や、日本的な建物を描いた作品に人気が集まったようです。どの作品も素晴らしい…と手放しで評価して下さった方もいらっしゃいました。
こうしたご意見を参考に、また次の作品展を組み立ててゆこうと思います。本当にたくさんのアイディアを頂いた作品展でした。この作品展のためにご尽力下さったCLUB SPORTIF MAAの方々とモントリオール在住の妹夫婦に心より感謝の言葉を申し上げます。
(小野寺マヤノ)
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